キリマンジャロのアホ


序章:日常に不足したもの

本編:キリマンジャロのアホ
後記:登頂したい人たちに    

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40
2000.09.21
神様走る!

戻る 進む  メニュー

朝、ガイドとポーター全員で写真を撮った。
6人を登らせるためにこれだけの人数が必要になるのだ!
うーん。みんなどうもありがとう!
ところで、これまで何度か登場したチーフガイドのトーマスは、反町隊でもチーフガイドを務めた男だ。
彼は、1ヶ月に3度もキリマンジャロを登る事もあるそうだ。

さて、山小屋生活ともお別れである。
このホロンボ・ハット→マンダラ・ハット→マラング・ゲートまでの道のりは、もう何事も起こるはずがない。
しかし、今日もドタバタは始まった。

出発して1時間30分ほども下山した頃だっただろうか、神様のスットクが無い事に気がついた。
「そういえばカメラもない!」
1時間ほど前、神様はブッシュでトイレを済ませた。
その時に忘れてきたに違いない!
今日も、神様お得意のランニングが始まった。
ポーター2名が彼の後を追う。

さて、残ったわれわれはゆっくりと景色を楽しみながら下山することにしよう。