キリマンジャロのアホ


序章:日常に不足したもの

本編:キリマンジャロのアホ
後記:登頂したい人たちに
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2000.09.16
Mountain Inn

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モシのMountain Innはなかなか落ち着くホテルである。
都会のホテルとは違って、何度も停電になるが、それもご愛嬌だ。
シャワーだって時々水が出る。
暑ければ窓が開けられる。
蚊が入ってきたならば、カヤもある。

そういえばグラントの社員旅行で、フィリッピンのボラカイ島に行った事がある。
そのときのコテージはバナナの葉で編込んだ壁、天井ではヤモリが遊んでいる。
日本に居るわけではないのだから、日本と同じ生活をする必要はない。
とことん楽しんでしまおう。

夕方から、ビールを何本か飲む。
飲んだ勢いで、暗くなる前にアリに装備のチェックをお願いした。
装備は、結構うまくまとまったような気がする。

今夜の食事は、初めてチーム6人一緒に食べることになった。
テーブルには、日章旗とキャンドル。
神様も、フクちゃんも、ドーネンも、アリも、私も飲んでいる。
御隠居だけは、慎重だ。

明日からも、にこやかに食事ができるのだろうか?