キリマンジャロのアホ


序章:日常に不足したもの

本編:キリマンジャロのアホ
後記:登頂したい人たちに    

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2000.09.18
マンダラハット->ホロンボハット(3,720M)

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出発した我々をサル達が見送る。

ジャングルのような景色はいつしか見晴らしの良い景色に変わっていた。
高度が上がれば植物の色は鮮やかさを失ってゆく。


天候も少し怪しい。
今日の行程の半分を過ぎたころだろうか、ヤッケを着込み、ザックカバーをかける事にした。

空気は徐々に希薄になって行くので、呼吸法を採る。
大きく吸い込み、口をすぼめて肺に圧力をかけながら吐く。
この息の吐き方によって、肺はあたかも1気圧の状態であるかのように錯覚する。
行動はゆっくり行い、有酸素運動の領域から出ないようにする。

ホロンボハットまであとわずかのところで、いよいよ雨と雹が降り始めた。
冷たさをこらえながら、ホロンボハットに到着だ。



      
変な植物と変な兄ちゃん