キリマンジャロのアホ


序章:日常に不足したもの

本編:キリマンジャロのアホ
後記:登頂したい人たちに    

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2000.09.19
重圧

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早めにカメラバッグにカメラを移動するべきであった。
ザックにいれたカメラの重圧が肩に食い込んでいる。
いつのまにか、我慢をして歩いてしまった。
心拍数が上昇し始めている。
心拍数を抑えるためには、さらに速度をおとす必要がある。
見かねたトーマスが、私からザックを剥ぎ取る。
トーマスは、「私は強いから、心配ない。」と、こぶしを上げてみせる。
アリが、カメラを引き受ける。

キボ・ハット目前にして、私の体は異変を訴え始めた。
     

アリは呼吸法を採りながら、常に最後尾で我々を見守る。