レースと同じ時間帯に、スタート練習を開始した。
皆の漕ぎが合い始める。南風が強いせいなのか、計算スピードよりも若干速い。
海峡まで進むとうねりが大きく、バウが上下してスピードを殺してしまう。
途中、２ポイントリーフ（縮帆）した青木ヨットの「ヘンサー」を１ポイントリーフの状態で追ってみる。青木の艇を追走可能だ。どうやら、帆の性能は問題なさそうだ。
縮帆を解いた試験もしてみる。
ニヌハ２の帆は、一番下が追い風用のセッティングになっている。
フルセールにしても、アビーム（横風）ではスピードは変らないという結果が出た。
これまでのテストで、追い風では有効だと判っている。ただし、その場合はバウが沈む。バウが沈むと船体そのものがブレーキになる。一長一短があるのだ。
その為、艇のバランス、帆柱強度、波の方向などを考えながら使う事が必要だ。
|
