青いREBECCA

05.12.10〜05.12.11 初航海
青木ヨットのクリスマスパーティーに、REBECCAで出席する。
ヨットクラブのパーティーにヨットで登場とは、大げさでカッコイイ。
真冬の海をREBECCAの係留してある海南(和歌山)から、田尻(大阪)まで向かうのだ。
しかも、REBECCAでの本格的な航海はこれが初めてだ。
また、上級者が乗船していない状況での出港もこれが始めて。
冷え込んだ早朝に準備を始め、さあいよいよ出港だ。
皆で協力してジブを交換した。
リーフの失敗があった。(システムの理解が不十分だった)
みんなが舵を握った。
寒い割には楽しそうなクルーが頼もしかった。
今夜の青木ヨットには、イルミネーションが輝いていた。

こんなヨットも登場。
異常な盛り上がりだ。

その夜は、REBECCAに宿泊。

翌朝。田尻漁港では朝市が始まっていた。

出港の準備が整った。
予報では、風は北西7m、波高0.5〜1.5mとの事。
しかし、どう見てもそんな甘い海には見えない。
風速は16〜17mありそうに見える。
出ると判断したからには、全員を安全に帰港させる事がスキッパーの役目だ。
この海況と今日クルーのスキルでは、ジブセールの交換は危険と判断した。
今日はストームのみを使用し、メインのリーフで調整する事にした。
リーフのシステムは、昨夜のうちに点検しなおしておいたのだ。
出港の時、青木ヨットの吉村教官が駆け寄ってきてくれた。


 

 

防波堤の外、波間に揺れる

大揺れのREBRCCA

防波堤の外に見える海は、カヤックでもヨットでも、これまで経験したことの無い荒れた海。
白い波が舞っている。
それでも、この程度ならば理論的には問題ないはずだ。
その為の装備はしているし、天気図も確認している。
セイフティライン
を装着し、慎重にセールを揚げる。
時折3mの波がスプレーを撒き散らすが、強いアビーム(横風)を受けながらREBECCAは快調に進む。
難所の加太瀬戸も大型船を避けながら問題なく通過した。

風はアビーム(横風)、スターボードタック(右舷からの風)。
マストを支えるリギン(ワイヤー)は、右舷側にテンションが増加し、左側が緩む。
しかし、今回は元々のリギンのテンションが不足していたようだ。
まず、ポート側(左舷側)のスプレッダーが脱落した。
このまま、反対側から風を受けると、最悪の場合マストが折れる事が考えられる。
舵を正確に操作し、風を反対側に入れないように走る必要がある。
難所の加太瀬戸を過ぎ、海南へ進路をとるには、真後ろからの風になる。
この状態では、それは危険な行為だ。

1/3の行程を残し、やむなくメインセールを下ろす。
エンジンを使って帰ることを判断した。
追い風、追い波でサーフィンを楽しみながら、海南に到着だ。


頻繁にスプレーを浴びる

ジェットコースターの乗り放題

たくさんの大型船接近

無事通過

風裏は穏やかだ 

海図を確認

スプレッダ破損

今回、基本的なシステムに問題が発生したことは、艇のオーナーとして最低の事だと反省する。

良かった点もある。
常に臨機応変に対応ができたことだ。

特筆すべきは、ヨットスクールのコースを4回受けたに過ぎない人間が、海図を見て航海計画を立案し、危険か安全かを判断し、トラブルの対処もできていることだ。
青木ヨットスクール のプログラムが、どれほ現実的なものであるかを理解していただけることと思う。

新しい冒険を与えてくれた、青木先生・講師の皆様と今回のクルーに感謝したい。