キリマンジャロのアホ


序章:日常に不足したもの

本編:キリマンジャロのアホ
後記:登頂したい人たちに    

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2000.09.19
JAMBO!(戦いの途中?)

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アラビア語と違ってここいらの挨拶は簡単でいい。
「ジャンボ!」といえば朝から晩までいつでもOKだ。
他の登山者には英語が便利だが、頭に荷物を載せて運ぶ現地のポーター達には「ジャンボ!」と言えば「ジャンボ!」と気さくに応えてくれるのだ。

この日もすれ違う人たちに何十回と「ジャンボ!」を使ったことだろか。

ホロンボハットを出発して1時間ほどすぎたころだった。
大男のポーターが頭に載せた大きな荷物を、両手で押さえながら下山してきた。
しかし、彼のズボンのファスナーはまるあきだ。
しかも、パンツを着けていないようだ。
つまり、○んぽも丸出しだ。
私は目を疑った。
なにしろ、両手を上に挙げた、○んぽ丸出しの大男が前から歩いてくるのだ!

すれ違いざまに、「ジャンボ!」と声をかけてあげた事は言うまでもない。