いそがしい毎日が続いていたある日のことです。
ほとんど唐突に、頭に浮かんだ事がありました。
西表島のジャングルをマウンテンバイクで縦走しよう!」
手持ちのマウンテンバイクを友達のチャリンコ屋でジャングル仕様に改造。
 3日後には、浮世から脱走していたのでした。



2月の西表は、フリースが必要な日とTシャツで過ごせる日が入り混じっています。
装備も少し余分に持ってきました。
 とりあえず大原の「民宿やまねこ」(安い!)をベースに行動を開始したのです。

次の日の朝、シーカヤックのガイド&ハブ取り名人の南風見(ハイミ)パピヨンの山元氏
バイクでのジャングル走行についての意見を求めると・・・
「うーん。それはねぇ、できるかどうかではなく、絶対無理です。」
・・・と太鼓判をいただきました。

しかし、「イノシシが通るような道がある。」
とおっしゃる山元氏に、
「イノシシが通れるなら、チャリンコは通れるじゃん♪」
と、豪語する私なのでした。
と言う訳で、その足で出発。
南風見田→大原→大富
大富から仲間川を左に見ながら、ダートを上り始めます。



展望台までは初心者でも大丈夫です。
展望台から先はクロカン4駆なら進めるような藪道です。
この季節は人と交差することもなく、多少心細いのですが、
ここは一気に乗車のまま進みます。
いくつかのアップダウンを繰り返すと、4駆道の終了=縦走道の入り口です。



多少の経験があれば、このようにヘロヘロになることはないでしょう。
さて、縦走道の入り口の看板は見つかるのですが、肝心の道が見つかりません。



しかし、良く見ると確かに「道とも言える」ものがありました。
「イノシシが通れても、バイクが通れるとは限らない。」
私はひとつ賢くなりました。
しかし、このままでは帰れません。



行ける所まで行く事を決心した私は、乗車率1割にも満たない「道」を進みました。
こうなると、名機サンアンドレアスもただのゴミです。
幸い?天候が急変したため、これを理由に引き返すことができました。

みなさん、マネをしないでください。・・・しないか。
おまけ